【レビュー】DJI Osmo Pocket3 最強ジンバルカメラの使い方をチェック

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をジンバル一体型カメラとして盤石な地位を築いていたPocket2の後継機種となるPocket3。今回から名前にOsmoが追加された。

アクションカムやスマホとの決定的な違いはジンバルを使った物理手振れ補正を搭載している所だ。スマホは電子手振れ補正なので暗所では滲みが出て使い物にならない。

でも旅行やイベントの思い出を綺麗に残したい人でもこんなニッチなカメラは購入しないだろう。買うのはYouTuber位だと思うけど勢いでPocket3を購入してしまったのでレビューしたいと思う。

目次

DJI Osmo Pocket3 スペック

  • センサー 
    • 1インチCMOS
  • レンズ
    • F2.0 焦点距離0.2m~∞
  • モニター
    • 2.0インチ 314×556 (700nit)
  • 解像度
    • 1080p 2.7k 4k
  • fps
    • 24,25,30,48,50,60,
      • SLOWモード 100(4K),120,240(1080p)
  • ISO
    • 50~6400(低照度時16000)
  • シャッター 
    • 1/8000~
  • MicroSD
    • 最大512GB
  • サイズ
    • 139.7×42.2×33.5 mm(長×幅×高)
  • 重量
    • 179g

まずはスペック確認から始める。撮像素子は1インチCMOSセンサーを搭載しておりレンズはF2.0。焦点距離は20cm~となる。モニターは2インチで縦横を回転させることが出来る。

本体バッテリーの脱着は不可で充電はUSB-Cにて行う。PD65W対応で80%まで僅か16分で充電可能。最大録画時間は166分が公称値。

オーディオ出力は48kHz 16bit AAC。本体マイクは3つ搭載。

クリエイターコンボがコスパ最強

公式ショップでは本体のみが74,800円でクリエイターコンボが96,800円。クリエイターコンボには単品にプラスしてDJI Mic2,ミニ三脚,バッテリーハンドル,広角レンズ,キャリーバッグが付属する。

価格差は20,000円なのでメルカリが使える人ならクリエイターコンボを買って不要物は売ってしまえばOK。仮に単品と同じ物だけ残して他を売れば単品を約60,000円で購入できる。クリエイターコンボはコスパ最強のセットだ。

同梱品単品コンボ
74,800円96,800円
本体x1x1
USB-Cケーブルx1x1
保護カバーx1x1
ストラップx1x1
ハンドル(1/4インチ ねじ穴付き)x1x1
広角レンズx1
DJI Mic 2 トランスミッターx1
DJI Mic 2 ウィンドスクリーンx1
DJI Mic 2 クリップ マグネットx1
バッテリーハンドルx1
ミニ三脚x1
キャリーバッグx1

外観と基本操作

サイズ感はポケットに入れるには少し大きくて,上着のポケットになら何とか入るサイズ。本体のみでは持ち手が狭くて使いにくいので1/4インチねじハンドルを装着して使用している。もちろんバッテリーハンドルを付けてもOK。

起動は画面を回転させる又は録画ボタン長押しで可能。録画開始は録画ボタンを1回押すことで始まる。設定は全てタッチパネルで行う。

とりあえず覚えておけばよい設定は以下の通り。カラー設定やPROモードは好みの問題なので割愛する。

基本事項

ジョイスティック押しっぱなしでジンバルロック。

ジョイスティック1回押しで戻る。2回押しでセンタリング。3回押しでセルフィー切り替え。

画面内の被写体を2回タップでアクティブトラック有効。解除はジョイステック1回押し又は画面1回タップ。

画面右のスライダーでズーム。スライダー1回タップでジョイスティックにてズームに切り替え。

ジンバルモード

画面を下にスワイプして右下のカメラアイコンから設定できる。3つのモードがあり撮影対象に合わせた設定が可能。このモードでピッチ(チルト:上下)ヨー(パン:左右)ロール(回転)の3軸の動きが変化する。

出典: DJI

フォローモード

ロールは固定され常に水平に撮影される。ジンバルはハンドルの向きに合わせて動き安定した映像が撮影できる。子供や動物など動くものを撮影したい時に最適なモードとなる。

チルト固定モード

チルト,ロールが固定されパン軸のみが動きカメラは常に正面を向く。カメラは常に正面水平を保ってくれるため歩き撮りに最適なモードとなる。

FPVモード

3軸は固定されず自由に動く。意図的に傾けたいなどセンスを要求されるが臨場感のある映像が撮影可能。初心者には難しいモード。

撮影モード

画面左下のビデオカメラアイコンを押すとモード切替が可能。通常は動画モードだが暗い所では低照度モードがおすすめ。他にもパノラマ・写真・スローモーション・タイムラプスが選択可能。

実機レビュー

まず画質について比較対象はiPhoneだ。昼間の屋外においては引き分け。夜間や屋内ではPocket3の圧勝。ジンバルカメラなので当然と言えば当然。iPhoneをジンバルに搭載すれば同じだろうが手軽さが無い。Pocket3は画面を回転させるだけで録画が可能。

手振れに関してはほぼ気にならない。強いて言うなら歩く際の上下の動きが抑えられない。ジンバルを斜め前に突き出すことで若干抑えられるけど,ここは電子手振れ補正の方が優秀だと感じる。

屋外,屋内問わずフルオートで綺麗な映像を手軽に残せるカメラとしては非常に優秀だ。

三脚への取付やワイヤレスマイクとの接続も可能なので撮影の幅が広いのも優秀なところ。ワイヤレスマイクはDJI MIC2であればトランスミッター2台と直接接続ができる。その他マイクはUSB-C接続となる。

オートフォーカスは3つのモードが搭載されておりそれぞれ「シングル」「連続」「展示モード」がある。シングルは静止している被写体の撮影で使用。普段は連続モードで自動追従させるのが良い。

1インチセンサーだけあって背景が結構ボケるのでシネマティックな映像が簡単に撮れてしまう。

収納はイマイチで保護ケースを付けると付属のキャリーバッグに入らない。また保護ケースに入れていてもカメラ部は回転するためレンズにキズが入る危険もある。ケースはサードパーティー製を探すのが吉。

ジンバルという精密機器が一体化されているので持ち運びに神経質になってしまうが,DJIはケアリフレッシュという補償に加入できる。期間は最大2年で4回まで4,730円で新品同等品に交換してもらえる。2年間故障しなくても2年版7,700円+交換費4,730円でバッテリーも新しい新品同等品に変えてもらえるので損は無い。

ケアリフレッシュは製品アクティベーション後96時間以内しか加入できないので注意が必要。

必須アクセサリー

撮影する上で便利なアクセサリーを紹介する。というかクリエイターコンボに入れて欲しいと思う物を紹介する。

NDフィルター

日中の屋外で使用するなら必需品となるのがNDフィルター。これがないとパラパラした映像になってしまう。ただのサングラスなのに純正品はめちゃくちゃ高い上,ND256以上は色見が変わってしまう。サードパーティー品をお勧めする。

私の使用しているのはSTARTRC製のNDフィルター。レビュー記事は下記から。

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拡張アダプター

カメラシューやGoProマウントを使用するためのアダプター。純正品は分厚く頑丈だが嵩張るのが難点。特にクリップマウントでリュックに取り付ける際は必需品となる。

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保護ケース

純正ケースが使い物にならないのでサードパーティー製をお勧めする。1/4インチハンドルを装着したまま収納できる物が便利。

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まとめ

人より一歩先行く映像を残したい人にはこのDJI Osmo Pocket3をお勧めする。手軽に高画質な撮影が可能なので旅行やちょっとした散歩に持って行きたくなる。

ただし日中しか使わないのであればスマートフォンでも十分綺麗な映像が撮影可能。スマホの進化は凄まじくデジカメを駆逐してさらにビデオカメラも駆逐中。

このカメラは物理手振れ補正を可能とするジンバル一体カメラとしてスマホでは不可能な夜景や室内でのノイズレスな撮影を可能とする。その1点のみに約10万円を出せる人にはお勧めできる製品だ。

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