物撮り照明ならNEEWER NL660で決定【レビュー】

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レビュー記事を書き始めると他のレビュアーがどんな事を書いているのか良く検索するようになるんだけど,内容はみんな似たり寄ったりなことを書いている。

ならばどこで差が付くかというと,やはり写真だろう。

商品を細部まで綺麗に写すなら商品全体に影が出来ない様に撮ることが重要。となると撮影用照明が必須。

今後も本気でブログを続けるなら機材投資は早い方が良い。ということで今回照明を購入したので早速レビュー。

目次

物撮りに照明は必須

商品レビューをする上で写真は必須だが,商品の魅力を現物通りに撮るのは至難の業。

カメラ,構図,背景など様々な条件を決定しないと良い写真は撮れない。

世のレビューブログを見ていると綺麗に撮れていると思う写真はやはり明るさが違う。

撮影用照明の有無で記事の質を上げてくれると世のレビューブログを見て実感。

暗い写真では細部が見えない

室内で撮影する場合は,シーリングライトや窓からの太陽光で撮影することになるんだがこの場合,照度が足りずに全体的に暗い写真になる。

商品の形をくっきり写すには明るい写真が適切となる。

そうするとカメラ側の露出補正で+0.7~+1.0にする必要がある。ISO感度は400~800に抑えたい。

ディティールをくっきり写すには絞りをF7~F9にして,ズームレンズの場合は周辺歪みを抑えるためにズーム寄りで撮影する。

そうなると必然的にシャッタースピードを長くとることになる。 シャッタースピードを伸ばすと,たとえ三脚を使用していてもブレが生じて輪郭にボケが発生する。

つまり綺麗な写真を撮るには相応の機材が必要となる。

1つの照明では影が出来る

光が当たると当然影が出来る。明るさを確保しようと1方向から強い光を当てると,反対方向に深い影が出来てしまう。

物撮りでは複数の照明を使うのが基本なんだとか。もちろん「室内のシーリングライトと撮影用照明」とか「太陽と撮影用照明」でも大丈夫。

商品の大きさによって照明の位置を変えたり照度を変えることを考えると,撮影用照明を複数揃えたほうが使い勝手が良い。

レンズより先に照明

明るさを確保するには明るいレンズを購入する手もあるが,F値の小さいレンズは非常に高価になる。

ブレを抑える三脚も高感度特性の高いカメラも非常に高価だ。

綺麗な物撮りをするのに費用対効果の最も高い機材が照明ということだ。

レンズより先に撮影用照明を揃えよう。

NEEWER NL660

前置きが長くなったが,ようやくレビューする。

NEEWERはカメラ・音楽機材の新興メーカーで中国深圳に本社がある。

中国企業だが真面目に研究開発しており,撮影機材関連では実力があり信頼できる会社だ。

NEEWER製で特に有名な自由雲台が非常に良かったのでManfrotto製との比較レビューもその内記事にしたい。

スペック

NEEWER NL660の仕様は下記の通り。

LED砲弾型LED 660個(白330個+黄330個)
電源電源アダプター付属 DC12V 40W
バッテリー別売 SONY NP-F550/NP-F970 2個
色温度3200K-5600K CRI≧96
照度3360Lux
寸法232×200×48mm
重量バンドア有1453g バンドア無1140g

3360Luxと光量は十分。バンドア・ ディフューザ は付け外しが出来る仕様。

付属品は専用ケース・電源アダプター・バンドア・ ディフューザ ・取扱説明書となっている。バッテリーは別売りなので注意。

なおバッテリーは2個搭載可能だが,1つでも動作する。操作は背面で行う。

取り付けはアーム側に17mmのメスダボがある。

LEDだがズッシリした重量

この照度なので当然かもしれないが,かなり重量がある。排熱のために筐体がアルミ製になっている。光量MAXで30分ほど運用しても触って温かいなと感じる程度で済む。連続運用にも十分耐えそうだ。

バンドアを装着すると1.4kgあるので,華奢な三脚だと倒れてしまいそう。

光量は十分

660灯あるがホワイトとイエローそれぞれ330灯。物撮りは基本白色光を使うので光量は半減するが,それでも十分と感じる。

カメラ側でホワイトバランス調整すること前提であれば黄色光を使用可。

物撮りには必要十分でおそらく人物のポートレートでも使用できるだろう。

拡張性が悪い

可動式アームで角度調整できるのだが,バンドアを装着している場合はアームと干渉してしまい下方向への可動域が極端に狭くなる。

照明本体にアーム取り付け位置を変えるねじ穴が設けられており,変更することで可動域の拡大ができる。

上穴使用
下穴使用
上穴使用+バンドア位置変更
下穴使用+バンドア位置変更

アーム取付穴はM6。三脚やカメラ関係は1/4インチが通例となっている。残念ながらこのねじ穴流用は出来ない。

私も使っているが,アーム使用でポール等に装着したいならこちらの商品を使用するのが最も簡単。

選べるセット品

NEEWERはセット販売が豊富だ。ちなみに私は2台+ライトスタンドセットを購入した。

自分の使用用途に合ったモノをチョイスしてほしい。

なお単品は割高なため,あまりお勧めしない。

単品

NL660が1台のみ。照明を増設したい場合やライトスタンドを持っている人,クランプ取付を予定しているならこちらがおススメ。

2台+ライトスタンドセット

初心者セットとも言うべき欲張りセット。これさえあれば照明問題は解決する。

ライトスタンドは75cm~190cmまで調整可能。ライトスタンドの収納袋は付属しないので,持ち運びを考えている人は注意。

あとライトスタンドの質は悪い。使えるレベルにあるが,安っぽいというか安いのでおまけとして考えてほしい。

セールを狙うべし

NEEWERは不定期でセールを実施しており,セット品が約30%オフになることもある。私は2台+三脚セット通常価格20,949円を14,961円で購入した。毎週のようにセールが実施されるのでこまめにチェックしてほしい。

Amazonと楽天にNEEWERの販売店があるので,購入の際は2店舗で価格比較を推奨。

おすすめ機種

NL660S

後継機種としてアドバンスモデルも併売されている。

取付アームが改良されておりメスダボ部分に穴が空いており角度調整に制限がない。液晶画面でバッテリー残と色温度の確認が出来る。

値段も上がっているがお財布に余裕があるのなら,これをお勧めする。

セット販売もしているので,必要な機材を選択してほしい。

NL480

光量の小さいコンパクトモデルもある。スペース・重量が問題ならばこちらを選んでも可。

まとめ

物撮りするなら照明があれば高クオリティな写真が撮れる。照明買うならNEEWER NL660がコスパ最高。

使い勝手や拡張性を考えるとまだまだ未熟な商品だが,初心者が必要とする性能は備えているのでスタートとしてこれを買っても後悔はしないだろう。

これ以上の性能が必要と感じるならプロを名乗っても良いと思う。

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