1万円以下で買えるスマートバンドの定番といえば、やっぱりこれだ。ファーウェイの「HUAWEI Band」シリーズである。
2026年に最新の「HUAWEI Band 11」が登場した。ただ前モデルの「HUAWEI Band 10」も公式サイトに今も製品ページがあり、どちらを選ぶか迷っている人も多いはずだ。「見た目はそっくりだけど何が違うの?」と思うのも当然である。
公式の仕様を並べてみると、違いははっきりしている。いちばん大きいのは画面だ。そのほかにも重さ・Bluetooth・健康管理機能に差がある。逆に、ほとんど変わらない部分もある。
そこで本記事では、ファーウェイ公式サイトの情報をもとにHUAWEI Band 11とBand 10の違いを整理した。画面・デザイン・健康管理・バッテリーの順に見ていく。上位モデルの「HUAWEI Band 11 Pro」や、ライバルの「Xiaomi Smart Band 10」との比較も入れてある。
結論から言っておこう。画面の見やすさを重視するならBand 11、とにかく軽さと手頃さを取るならBand 10。これで迷っているなら、最後まで読めば答えが出るはずだ。
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| 画面の見やすさを重視する | HUAWEI Band 11 |
| とにかく軽さと手頃さを取る | HUAWEI Band 10 |
HUAWEI Band 11とBand 10の違いを一覧で比較

まずはざっくり全体像からだ。何が変わって何が同じなのか、表で押さえておこう。
主な違いはここ
公式の仕様表から、差がある項目をまとめた。
| 項目 | HUAWEI Band 11 | HUAWEI Band 10 |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 約1.62インチ AMOLED | 1.47インチ AMOLED |
| 解像度 | 286×482ピクセル(347PPI) | 194×368ピクセル(282PPI) |
| 最大輝度 | 約1,500ニト | 公式情報なし |
| サイズ | 約42.6×28.2×8.99mm | 43.45×24.86×8.99mm |
| 重さ(ベルトなし) | アルミ約17g / ポリマー約16g | アルミ約15g / ポリマー約14g |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 5.0 |
| バッテリー容量 | 300mAh | 公式情報なし |
注目は画面サイズ・解像度・重さ・Bluetoothの4つ。特に画面は1.47インチから約1.62インチへと大きくなった。解像度も上がっている。毎日なんども見る部分だから、ここの差は大きい。
変わらない共通スペック
逆に、以下は2台とも同じだ。
| 項目 | Band 11 / Band 10 共通 |
|---|---|
| 厚さ | 約8.99mm(センサー部を除く) |
| 防水 | 5ATM(ISO 22810:2010) |
| センサー | 9軸IMU・光学式心拍センサー・環境光センサー |
| 操作 | フルタッチパネル+サイドボタン |
| 充電 | 磁気充電ポート(5V/1A) |
| バッテリー持ち | 通常使用約14日・ヘビーユース約8日・常時表示約3日 |
| 対応OS | Android 9.0以上・iOS 13.0以上 |
| ワークアウト | 約100種類 |
厚さもバッテリー持ちの公称値も防水も同じ。つまり違いは「画面」と「サイズ感」と「一部の機能」に集中している、ということだ。
発売時期とラインナップ
公式サポートページに書かれている発売年月は、Band 11が2026年2月・Band 10が2025年3月である。約1年でのモデルチェンジだ。
どちらもケースの素材が2種類ある。
- アルミニウム合金ケース:見た目が上質で少し重い
- 耐久性ポリマーケース:軽くて手頃
価格はファーウェイ公式サイトの製品ページに記載がなかった。販売店ごとに変わるので、下のリンクから今の価格をチェックしてほしい。
画面と本体サイズの違い

Band 11で最も進化したのはここだ。画面の大きさと明るさである。
画面は約1.62インチに拡大
Band 11の画面は約1.62インチ。Band 10の1.47インチから大きくなった。公式によると表示領域は約27%拡大している。
数字以上に効くのが解像度だ。Band 10の194×368ピクセルに対して、Band 11は286×482ピクセル。画素の細かさも282PPIから347PPIへと上がった。文字が細かくなっても、つぶれにくいのである。
通知のメッセージ・睡眠のグラフ・ワークアウト中の心拍数。手首で読む情報が多い人ほど、この差はありがたい。スマホを取り出す回数が減るはずだ。

最大約1,500ニトで真夏の屋外でも見やすい
Band 11の最大輝度は約1,500ニト。公式ではBand 10と比べて「3倍の明るさ」とうたっている。
スマートバンドの画面は、晴れた日の屋外だと見えにくくなりがちだ。ランニング中にペースを確認したいのに、日差しで見えない。そんな経験がある人には、うれしい進化である。
なおBand 10の最大輝度は、公式サイトで数値が見つからなかった。比較は公式の「3倍」という表現にとどめておく。
重さとサイズは少しだけアップ
画面が大きくなった分、重さは少し増えた。
| モデル | アルミニウム合金ケース | 耐久性ポリマーケース |
|---|---|---|
| HUAWEI Band 11 | 約17g | 約16g |
| HUAWEI Band 10 | 約15g | 約14g |
差はどちらも約2g。それでもBand 11は十分に軽い。公式も「着けていることを忘れるほどの軽さ」と書いているくらいだ。

サイズも少し変わった。縦は43.45mmから約42.6mmへ短くなり、横は24.86mmから約28.2mmへ広くなっている。縦長でスリムなBand 10、少し横幅のあるBand 11というイメージだ。手首が細い人や、寝るときも着けっぱなしにしたい人はBand 10のスリムさが気に入るかもしれない。
デザインとカラーの違い

毎日身に着けるものだから、見た目も大事だ。カラーの選択肢を比べてみよう。
Band 11のカラー
Band 11はアルミニウム合金ケースが5色、耐久性ポリマーケースが2色である。
- アルミニウム合金ケース:ベージュ・グリーン・パープル・ホワイト・ブラック
- 耐久性ポリマーケース:パープル・ブラック
アルミケースはCNC加工で、モダンな見た目と自然な肌触りが売りだ。ベージュのような柔らかい色が加わったのも新しい。
Band 10のカラー
Band 10はアルミニウム合金ケースが5色、耐久性ポリマーケースが2色だ。
- アルミニウム合金ケース:マットブラック・ホワイト・グリーン・ブルー・パープル
- 耐久性ポリマーケース:ブラック・ピンク
アルミケースはダイヤモンドカット加工。エッジがきらっと光る、高級感のある仕上げである。

対応する手首のサイズ
ベルトは2台ともフルオロエラストマー製。対応する手首のサイズは色によって違うので注意したい。
| モデル | 120〜190mm | 130〜210mm |
|---|---|---|
| Band 11 | ベージュ・パープル | グリーン・ホワイト・ブラック |
| Band 10 | ホワイト・パープル・ピンク | マットブラック・グリーン・ブルー・ブラック |
手首が太めの人は、130〜210mmのカラーを選ぶのが安心だ。
健康管理と便利機能の違い

健康管理はどちらも充実している。ただしBand 11には、細かいところで新しい機能が加わった。
睡眠モニタリングは昼寝にも対応
2台とも睡眠の分析ができる。睡眠時間・質のスコア・睡眠中の呼吸の乱れまでチェックできるのは共通だ。
Band 11の公式ページでは、夜の睡眠に加えて昼寝のデータも分析してアドバイスをくれると書かれている。昼寝をよくする人や、仕事の合間に仮眠を取る人にはうれしいポイントだ。
一方、Band 10の公式ページでは就寝リマインダーや、睡眠を促す環境音・音楽といった入眠をサポートする機能が紹介されている。
HRVのモニタリングが24時間に
HRV(心拍変動)とは、心臓の鼓動の間隔のゆらぎのことだ。ストレスや疲れ具合の目安になる。
Band 10は睡眠中の平均HRVを測る。Band 11は睡眠中の平均HRVに加えて、24時間のHRVモニタリングにも対応した。夜だけでなく日中の状態も分かるのである。

疲れをためやすい人・自分のコンディションを数字で見たい人には、Band 11のほうが向いている。
情緒モニタリングや新しいモード
2台とも「情緒モニタリング」に対応している。気分の変化を記録して、ストレスを感じたら呼吸エクササイズに誘ってくれる機能だ。
表示の仕方は違う。Band 10はパンダの文字盤で気分を表す。Band 11は12種類の花びらや花の色の変化で気分を見せてくれる。かわいい動物たちが文字盤の上で動き回るのも楽しい。
さらにBand 11の「アクティブリング」には、車いすユーザー向けの専用モードが追加された。プッシュ回数・活動時間・消費カロリーを記録できる。
ちなみに水泳のストローク識別(精度約95%)はBand 10の公式ページで紹介されている。Band 11の公式ページには水泳ストロークについての記載がなかった。水泳メインで使う人は、購入前に確認しておくと安心だ。
Bluetoothは6.0に進化
通信規格はBand 10のBluetooth 5.0から、Band 11ではBluetooth 6.0になった。
通知・着信の拒否・定型文での返信・リモートシャッター・天気予報など、普段使いの便利機能は2台とも使える。ただし定型文での返信など一部の機能はiPhoneでは使えない。この点は2台とも同じだ。
バッテリーと充電の違い

スマートバンド選びで外せないのがバッテリーだ。ここは意外な結果になった。
バッテリー持ちの公称値は同じ
公式のバッテリー持ちは、2台とも以下のとおりである。
| 使い方 | Band 11 | Band 10 |
|---|---|---|
| 通常使用 | 約14日 | 約14日 |
| ヘビーユース | 約8日 | 約8日 |
| 常時表示(AOD)使用時 | 約3日 | 約3日 |
画面が大きく明るくなったのに、持ちは同じ。ここはBand 11のすごいところだ。Band 11は300mAhのバッテリーを積んでいる。Band 10のバッテリー容量は公式で見つからなかった。
テスト条件もほぼ同じで、通常使用は「心拍数は常にオン・週30分の運動・1日50件の通知」などの条件である。2週間に1回の充電で済むなら、毎日の充電から解放される。
充電時間はBand 10が公表済み
Band 10は約45分でフル充電。さらに5分の充電で約2日使えると公式でうたっている。

Band 11の充電時間は、公式サイトで数値が見つからなかった(公式情報なし)。充電端子はどちらも磁気充電ポートで、充電電圧は5V/1Aと同じである。
Band 11 Pro・Xiaomi Smart Band 10とも比較

「Band 11とBand 10、どっちもしっくりこない」という人もいるだろう。そこで上位モデルとライバル機も見ておこう。
HUAWEI Band 11 Proはスマホなしでルートを記録
Band 11には上位モデルの「HUAWEI Band 11 Pro」がある。最大の違いはGNSS(GPS)の搭載だ。Band 11とBand 10の仕様表にはGPSの記載がない。スマホを持たずに走っても、距離・ルート・スピードを記録できる。
| 項目 | Band 11 Pro | Band 11 | Band 10 |
|---|---|---|---|
| 画面 | 約1.62インチ | 約1.62インチ | 1.47インチ |
| 最大輝度 | 約2,000ニト | 約1,500ニト | 公式情報なし |
| 重さ(ベルトなし) | 約18g | 約16〜17g | 約14〜15g |
| GPS(GNSS) | 単独測位に対応 | 仕様表に記載なし | 仕様表に記載なし |
| バッテリー持ち(通常) | 約14日 | 約14日 | 約14日 |
| ケース | アルミニウム合金(フロントケース) | アルミ / ポリマー | アルミ / ポリマー |
さらにProはランニング機能が強い。ランニングフォームの分析や、過去の記録からレースのタイムを予測する機能もある。サイクリング中の一時停止を自動で検知してくれるのも便利だ。
ランニングやサイクリングを本気でやるなら、迷わずBand 11 Proを選ぶべき。逆に日常の健康管理がメインなら、Band 11で十分である。
ライバルのXiaomi Smart Band 10と比べると?
同じ価格帯のライバルといえば、シャオミの「Xiaomi Smart Band 10」だ。公式の仕様で比べてみた。
| 項目 | HUAWEI Band 11 | Xiaomi Smart Band 10 |
|---|---|---|
| 画面 | 約1.62インチ AMOLED | 1.72インチ AMOLED |
| 解像度 | 286×482ピクセル | 212×520ピクセル |
| 最大輝度 | 約1,500ニト | 1,500nits |
| 重さ(ベルトなし) | 約16〜17g | 15.95g |
| 厚さ | 約8.99mm | 10.95mm |
| バッテリー持ち | 通常使用約14日 | 最長21日間 |
| 充電時間 | 公式情報なし | 約1時間 |
| Bluetooth | 6.0 | 5.4 |
Xiaomi Smart Band 10はバッテリー持ちの長さが強みだ。一方のHUAWEI Band 11は厚さ約8.99mmの薄さと、横幅のある見やすい画面が魅力である。薄くて着けっぱなしにしやすいのはHUAWEI Band 11だ。
どっちを買うべき?タイプ別のおすすめ

ここまでの違いをふまえて、タイプ別におすすめをまとめた。
HUAWEI Band 11がおすすめな人
- 通知やメッセージを手首でしっかり読みたい人
- 屋外で画面を見ることが多い人
- 日中のストレスや疲れもHRVでチェックしたい人
- 昼寝のデータも記録したい人
画面の見やすさは、毎日の満足度に直結する。今から新しく買うなら、基本はBand 11を選んでおけば間違いない。
HUAWEI Band 10がおすすめな人
- 少しでも軽くてスリムなバンドがいい人
- 手首が細めの人
- 夜の睡眠チェックと基本的な健康管理ができれば十分な人
- 充電時間の短さを重視する人(公式で約45分と明記)
Band 10も約14日のバッテリー持ちや睡眠中のHRV測定はしっかり備えている。必要な機能はひととおりそろっているのだ。
Band 10からBand 11へ買い替えるべき?
すでにBand 10を使っている人は、どうだろう。
画面の小ささや屋外での見にくさに不満があるなら、買い替える価値はある。約27%広い画面と最大約1,500ニトの明るさは、使ってすぐ分かる違いだ。
逆に今の使い方に不満がないなら、急いで買い替える必要はない。バッテリー持ちの公称値は同じだからである。GPSが欲しくなったタイミングで、Band 11 Proを検討するのもアリだ。
まとめ
HUAWEI Band 11とBand 10の違いをおさらいしよう。
- 画面:Band 11は約1.62インチ(Band 10は1.47インチ)。表示領域は約27%拡大
- 明るさ:Band 11は最大約1,500ニト。公式ではBand 10比で3倍
- 重さ:Band 11は約16〜17g、Band 10は約14〜15g
- 機能:Band 11は24時間HRV・昼寝分析・車いすモードに対応
- 通信:Band 11はBluetooth 6.0、Band 10は5.0
- バッテリー:公称値はどちらも通常使用で約14日
まとめると、見やすさと新機能のBand 11、軽さとスリムさのBand 10である。
迷ったらBand 11を選んでおこう。画面が大きくなったのにバッテリー持ちは変わらない。この進化は大きい。そしてランニングやサイクリングを楽しむなら、GPS搭載のBand 11 Proが最有力だ。
自分の使い方に合う1本を選んで、毎日の健康管理をもっと楽しくしよう。
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