ずっとアクションカムが欲しいなと思っていたので,ブラックフライデーにGoPro11を購入。3カ月程使用したが色々と不満が募ってきたので,DJI Osmo Action3を追加購入した。
ということで今回はアクションカム業界の両雄を徹底比較。結果から言うと迷っているならDJI Osmo Action3を買えば間違いない。私はGoPro11を既に売り払った。Action3で大満足だ。
その理由を詳しく知りたい方は記事を読み進めて欲しい。
GoPro11レビュー

言わずもがな,世界で一番有名なアクションカム。最新プロセッサGP2を搭載し圧倒的な解像度を誇る。見栄えの良い映像とGoProカラーでビビットな映像を撮影できる。GoPro9以降は目立った進化が無く今回の11では8:9という新サイズでの撮影が可能。
新型センサー
新型の1/1.9インチCMOSセンサーと新画角HyperViewを搭載。しかしHyperViewは4K以上でしか有効にならない上,周辺の湾曲がキツすぎて画面酔いしてしまう。さらに4Kで長回しすると,熱暴走で停止する。正に無用の長物。
使い勝手で言うと,外部マイクを使用するにはメディアモジュラーが必須だがモジュラーを装着するとバッテリーの脱着が出来ないというゴミ仕様。
純正バッテリーの品質も低く,たった3カ月で印刷が剥げ,へこみも出来る。新興企業製品だから低品質なのは仕方が無い。
バグだらけの未完成品

残念なのは不具合の多さ。外部マイクを接続していると映像は撮影出来ているが,音声が入っていない事が多々発生する。
さらに,撮影中にフリーズしていることもある。録画中は赤LEDが点滅するが,点滅しているにも関わらずフリーズしているのだ。撮り終わって画面を見ると真っ暗でバッテリーを抜かないと再起動出来ない。当然映像は残っていない。マジで絶望。
GoProはカメラとして使用するのではなく,インテリアとして部屋に飾ることを推奨する。
DJI Osmo Action3レビュー

GoProがあまりにも酷過ぎて追加購入したDJI Osmo Action3。ドローンの老舗DJIが製造しているだけあって高品質。中華品は最高と最低の両極端だが,巨大企業の作る製品はマジで超一流。完全に日本・米国を凌駕している。中華を馬鹿にする時代は終わった。
サポートの充実
購入時に驚くべきは,サポートの手厚さ。HPは日本語完全対応で万一の故障時も修理依頼から集荷までネットで完結する。さらに追加の保証プランに加入しておけば最大2年間,計4回の修理を受けられる。
故障していなくても新品交換して貰えるので1年保守に入って1年後に新品にしてもらうのもアリ。ちなみに交換時の送料もDJI負担。
マグネットマウント


使い勝手についても,文句なし。マグネット式脱着が秀逸でGoProのようなスクリューを回す必要がない。また外部マイクも市販のUSB-Cアダプターで使えるし,カメラをマウントしたままバッテリー交換が可能。非常に素晴らしい。
安定感抜群
映像については1/1.7インチセンサーながら解像感はGoProよりも低い。熱暴走を抑えるためにスペックを下げていると思われる。だが映像としては必要十分。カラー設定に関してはD-cinelikeというワイドダイナミックレンジをとらえる設定が秀逸で,明暗差のある所でも細部をしっかりと撮影してくれる。但し全体的に色を抜いた映像になるので編集前提の設定となる。
取って出しで使うなら室内なら画質最適化,屋外ならHDRがおすすめ。
5カ月程使用したが,熱暴走やフリーズは一度も発生していない。流石は一流企業の製品。
スペック・使用感比較

まずは定番のスペック比較から。GoProは特にスペック詐欺が酷くて,特定の解像度,FPSのみで動作する機能ばかり。マジでカタログ詐欺が酷い。
スペック比較
GoPro Hero 11 | DJI Osmo Action3 | |
---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.9 | 1/1.7 |
解像度 | 5.3K/4K/2.7K/1080p | 4K/2.7k/1080p |
アスペクト比 | 16:9/4.3/8.7 | 16:9/4:3 |
重量 | 154g | 145g |
サイズ | 50.8×33.6×71.8mm | 44.2×32.8×70.5 mm |
防水 | 水深10m | 水深16m |
バッテリー | 1720mAh | 1770mAh |
解像度は5.3K撮影できるGoProが上に見えるけど現状モニターが4Kが最大だと思うので4Kで撮影出来れば十分。クロップしたいなど明確な理由がない限り5.3Kを採用する理由はない。センサーサイズは暗所性能に寄与するがどっちもどっち。暗所性能は両者引き分け。
防水についても裸運用であれば雨天時の使用がどちらも可能だ。海で使う場合は防水ケースに入れる方が無難。
連続撮影時間比較

両者のバッテリー持続時間を比較する。室温18℃一定の条件で撮影。一度撮影した後は,常温になるまでクールダウンして次の測定に移行している。
バッテリー運用 | GoPro Hero 11 | DJI Osmo Action3 |
---|---|---|
5.3K 60fps | 31m 残44% | – |
4K 60fps | 44m 残43% | 88m 残0% |
2.7K 60fps | 63m 残15% | 97m 残0% |
1080P 60fps | 82m 残0% | 113m 残0% |
GoProは室温18℃でもFHD以外は全て熱停止。でも4Kで44分撮影可能なので冬なら十分使える。一方Action3は流石の結果。4Kでもバッテリー0%まで連続撮影が可能。
バッテリー消費量を比較すると0%までの撮影時間がFHDの場合,GoProが82分に対してAction3は113分。2機種のバッテリー容量はほぼ同じなのでAction3はGoProより38%も省電力駆動が可能だという事。性能差がとんでもない。
バッテリーを抜いて電源直繋ぎの場合,今回の試験では両者ともフリーズなくSD容量一杯まで撮影できた。但し触れないほど発熱するので,機器寿命を縮めることになりそう。電源直繋ぎはおすすめしない。
出来ない事 一覧
スペック表には書いているけど,設定上できない撮影が多々ある。これに騙されて購入すると痛い目に合う。なおアップデートで設定が可能になる場合も有るのであしからず。
GoPro11
・HyperViewは4K以上の解像度でしか設定不可。
・解像度2.7Kでは30fpsに設定不可
・360°水平維持機能は画角リニアしか設定不可
Action3
・カラー設定ノーマルでは10bit撮影できない。(アップデートでHDR10Bit追加)
・360°水平維持機能は画角標準,挟角しか設定不可。
この中で,特に痛いのがGoProのHyperViewだ。私はFHDで使うので4KでしかHyperViewが使えないのは非常に痛かった。GopPro11の目玉機能がまさかの4K以上限定。クソ仕様だ・・・。
使用感はAction3が圧勝

Action3は不具合が無い。それだけで安心して使える。またバッテリーもGoProの1.4倍長持ちでバッテリー交換も簡単。さらにマグネットマウントなので脱着も一瞬。文句の付けようがない。
やはり,大企業相手には新興企業は成す術がないのか・・・。GoProは今後,劇的な進化が無ければこのまま終焉だろうな。
まとめ
今まで殿様商売を続けてきたGoProだが,ここにきて最強のライバルDJI Osmo Action3の登場で一転崖っぷちとなった。現状ではAction3の圧勝という結果になったが,次なる進化で再び王者に返り咲けるか見どころだ。
とりあえず迷っている人はAction3をお勧めする。宗教上,中華製品が購入できない人は中古でiPhone13を買うのはどうだろう。意味不明なフリーズや熱暴走で撮影できなかった時の落胆を皆には味わって欲しくない。広告だけ上手い粗悪品に騙されないよう注意して欲しい。