ドッペルギャンガー ターポリンサイドバッグの実力をレビュー 【バイク用防水サイドバッグ】

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ロングツーリングする時はシートバッグだけでは容量不足。そんな時はサイドバッグを装着すれば良い。ということでドッペルギャンガーの防水サイドバッグを購入。その名もターポリンサイドバッグ(DBT393-BK)。見た目もスタイリッシュで防水バッグなのにお手頃価格。今回はこちらの商品についてレビューする。

目次

ターポリンサイドバッグ仕様

ターポリンとは布や織物に塩ビシートを貼り合せたり挟み込めたり 塩ビ塗料を塗布させたりして 加工させた塩化ビニル系多層素材で、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維の織物の両面に塩ビ樹脂を 積層したシート。 布や塩ビシート単体に比べると丈夫で物理的強度も強く耐久性もある素材のこと。

要は防水性と耐候性を備えた布だ。

こちらの商品は左右セットで1つのパッケージになっているので,バイクの両サイドに取付が可能。逆に1つだけでは取付が出来ない仕様だ。詳しい仕様は下記のとおり。

  • 材質   : ターポリン素材(防水)
  • カラー  : ブラック,カーキ
  • サイズ  : W46×L(D)20×H22-29cm
  • 容量   : 片側20L (合計40L)
  • 最大積載 : 10kg(片側5kg)

外観と取付方法

見た目はスタイリッシュでカッコ良い。リア側にかけて上がっていくデザインなのでマフラーとの干渉もある程度回避出来る。

メーカーのHPには様々な車種に装着した例が載っている。どんなバイクでも良く似合うデザインだ。

取付方法もHPで解説されている。基本はシートを外して中央ベルトを下から通す。シートを戻して上から左右固定ベルトをマジックテープで貼る。ただし,グラブバーやリアキャリアを付けていると上手く装着できない。

私のテネレ700はリアキャリアが有るので中央ベルトもシート上から通している。これは個々人で調整するが吉。シート幅のあるバイクの場合,中央ベルトの長さが届かない恐れもある。テネレはギリギリだった。次期改良時はもう少し長めに作って欲しい所。

使用レビュー

このバッグは開口部が巻込式だ。荷物の出し入れの度,クルクルする必要がある。これが面倒で,サイドバッグは基本的に朝入れて夜出す荷物しか収めていない。まあこのタイプのバッグの宿命だ。

まず装着性についてだが,これは簡単。中央ベルトさえ付けてしまえば,あとは貼るだけ。前後の固定ベルトを取り付ければ走行中にズレることもない。バイク側には傷防止でメッシュ加工が施されている。底面は補強は無くペラペラ。

乗り降り時にどうしても足が当たるのでその部分が既に擦れている。そのくらい柔らかい生地なので転倒したら一発で破れるだろう。ただし金額を考えると毎年買い替えが出来るほど安い。

防水性は言わずもがな素材からして浸水する恐れはない。但し経年劣化で表面がひび割れると思うのでその時はダメだろう。

及第点はクリア

装着性と使用感,デザインはOK。耐久性と容量がNG。

残念だったのはホームページにはテネレ700の装着例があり,マフラーに干渉していないが,実際は荷物を入れると垂れ下がるので接触してしまう所。あの写真は荷物に丸めた新聞紙でも詰めているんだろう。

荷物を入れると形が崩れてデザイン性が悪くなる&垂れ下がってマフラーに接触する。マフラー接触が嫌だから左側に重たい荷物を入れると左右が繋がっているので左下がりになる。

私はマフラー側は写真の様にバンドで縛って持ち上げている。バンドを外すとマフラーに接触する。

まぁ悪い所はそれくらい。サイドバッグサポートを付ければマフラーには当たらないし,オフ車以外ならそれすら不要だ。

使い勝手と価格を考えると及第点はクリアしているバッグだ。

必要な状況を想定する

キャンプツーリングを想定している場合,サイドバッグに何を入れるが考えた方が良い。バッグの底面が前下がりでなので荷物のパッケージングは少しコツが必要。

また片側20Lは意外と小さい。サイドバッグだけでツーリングに行こうと思うと,帰りのお土産が入らないなんてことにもなる。

結局,私はもう少し大きいサイドバッグを追加した。テネレ700の車格にこのバッグは小さすぎる。

防水性についてもターポリン以外の商品も存在する。2重構造になっていて内側にポリエステル製の袋をファスナーで取り付けた商品であれば雨も問題ない。耐久性も外布は擦れに強い素材で出来ているので転倒しても破れない。

そもそも雨の日に乗らないのであれば耐久性の低い防水バッグは不要だ。まずは使う状況を想定しよう。

まとめ

防水サイドバッグとして安価なドッペルギャンガー ターポリンサイドバッグ。刺さる人には最高だろうが私にはイマイチだった。スポーツバイクでスタイリッシュにホテル泊をする人にはピッタリだと思う。

キャンプツーリングの人は底が平面でもっと大容量のバッグを検討してた方が良い。

この商品は決して悪いものではない。むしろコスパは高いと思うが,自分の使用する状況を想定してから購入しよう。

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