バイクでツーリングに行くときに頭を悩ますのが荷物の積載だ。リアボックスを付ければ便利なんだけどバイクのスタイルを崩してしまう。見た目を考えつつ積載も可能にするにはやっぱりシートバッグが一番。
ということで,今回は日帰りツーリングやキャンプツーリングにお勧めできる容量別シートバッグまとめを作成。後日この中からチョイスして自分用に購入する予定。
用途別シートバッグの容量目安
チョイ乗りからキャンプツーリングまで1つのバッグで済ませるのは流石に酷。今回は3つの用途を考えて各々の必要容量を検討する。
日帰りツーリング【~20L】
まずは日常用途のコンパクトサイズ。20Lクラスなら,財布やペットボトルのほかに雨具,防寒着,チェーンロックも一緒に入る。日常用途ならこれ位あれば十分で1泊のホテル泊も可能な容量。
なお,このサイズの場合ノートPCはギリ入らない物が多い。そんな時は仕方が無いのでリュックを背負うことになる。私は昔,リュックを背負ってバイクに乗っていたが1時間位経つと肩が凝るし,1日乗った後は思ったより疲労が溜まる。
近所をチョイ乗りするくらいなら5Lクラスの極小バッグも有る。スポーツバイクにはこの極小サイズがピッタリでよく似合う。
ホテル泊ツーリング【~40L】
2~3泊のホテル泊なら30Lも有れば十分なんだけど,そこまで遠出すると帰りは何かと荷物が増えるから余裕を持って40Lにしておいた方が吉。
40Lあれば宿泊地の道すがらスーパーで買い物しても帰りにお土産買っても余裕。ノートPCも余裕で入る。但し結構大きいのでリアシートの狭いオフロード車はバランス取りにくくなる。
積載能力と操作性はトレードオフ。
正直に言うとこのサイズはあまり必要性を感じない。小型シートバッグ+リュックで容量は十分だし使い勝手が段違いに良くなるから。重量物や嵩張る物をシートバッグに入れて,貴重品をリュックに入れておけばバイクから離れる時も安心だ。
だからこの容量のバッグは一番最後に必要性を感じれば購入する。
キャンプツーリング【~60L】
大は小を兼ねる。バイクのリアシート幅と相談してとにかくデカいやつを選ぶ。キャンプ道具は人によるんだろうけど,私の場合このサイズでも道具一式を全て入れるのは厳しい。夏ならギリ入るけど食材入らない。
キャンプするならこの容量+リアボックスが無難かな。
尚,大体のメーカーが収納容量を拡張出来るけど横幅が滅茶苦茶デカくなる。一応補強材は入ってるけど経年劣化で垂れてくるし結構危ないので拡張は考えていない。
日帰りツーリングおすすめバッグ3選
タナックス ミニフィールドシートバッグ | デイトナ ツーリングシートバッグS | タナックス シェルシートバッグGT | |
---|---|---|---|
寸法 | 200(H)×370(W)×300(D)mm(最小時) 200(H)×510(W)×300(D)mm(最大時) | 200(H)×300(W)×290(D)mm(最小時) 200(H)×400(W)×290(D)mm(最大時) | 212(H)×278(W)×350(D)mm(最小時) 212(H)×278(W)×410(D)mm(最大時) |
容量 | 19~27 L | 20~26 L | 14~18 L |
最大収容量 | 7.0kg | 7.0kg | 5.0kg |
取付方法 | Kシステムベルト | 固定ベルト | Kシステムベルト |
防水性能 | レインカバー付属 | レインカバー付属 | レインカバー付属 |
定価 | 14,000円 | 13,500円 | 14,500円 |
Amazon楽天Yahoo | Amazon楽天Yahoo | Amazon楽天Yahoo |
このサイズは上蓋部分がハードケースになってるモデルもあり,スポーツバイクの場合はテール形状に合わせたハードケースモデルが良く似合う。
なお取り外した後にリュックとして背負えるモデルもあるが,普通にリュックを買ってツーリングネットでリアシートに固定した方が絶対に良い。シートバッグを背負うとかダサいし普段使い出来ないから。
商品のコンセプトを間違えてる。
タナックス ミニフィールドシートバッグ MFK-100
日帰りから1泊ツーリングにベストなサイズ。タナックスのKシステムベルトはリアシートに通すだけの簡単固定。
だから着脱も一瞬で可能。型崩れ防止のため樹脂のインナーフレームが入っている。
防水ではないので雨が降ったら付属のレインカバーを装着する必要あり。
両サイドのファスナーを開けると容量を拡張することができる。
私は既に購入済み。どこに行くにも常に取り付けている。
デイトナ ヘンリービギンズ ツーリングシートバッグS DH-717
基本性能はタナックスと同等。だが,こちらはファスナー部に市販の南京錠を取付可能。
シートへの着脱は固定ベルト4本をフレームへ通す。タナックスと比べると一手間必要。
両サイドのファスナーを開けると容量を拡張することができる。
タナックス シェルシートバッグGT MFK-240
ポリカーボネート製ハードシェル形状のスポーティなバッグ。デザイン性を損なわずバイクの積載量を確保できる。
こちらもトップのファスナーを開けると容量拡張が可能。Kシステムベルト採用で着脱は楽。
少し小さいMT(MFK-238)もある。リアシート幅,テールカウルの大きさと相談しよう。
ホテル泊ツーリングおすすめバッグ3選
タナックス フィールドシートバッグ | デイトナ ツーリングシートバッグM | ドッペルギャンガー ターポリンツーリングドラムバッグ | |
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寸法 | 310(H)×470(W)×310(D)mm(最小時) 310(H)×670(W)×310(D)mm(最大時) | 225(H)×490(W)×290(D)mm(最小時) 225(H)×610(W)×290(D)mm(最大時) | 300(H)×500(W)×300(D)mm |
容量 | 39~59 L | 33~42 L | 30 L |
最大収容量 | 10.0kg | 8.0 kg | 10.0 kg |
取付方法 | 固定ベルト | 固定ベルト | 固定ベルト |
防水性能 | レインカバー付属 | レインカバー付属 | 防水 |
定価 | 20,000円 | 16,800円 | オープン価格 |
Amazon楽天Yahoo | Amazon楽天Yahoo | Amazon楽天Yahoo |
この容量なら2~3泊分の衣服が余裕で入る。お土産を入れることも可能な容量だ。
ただし割と大きいので普段使いには厳しい。
タナックス フィールドシートバッグ MFK-101
連泊ツーリングにベスト。両サイドのファスナーを開けると左右10cmの拡張が可能。
勿論,インナーフレーム搭載。このサイズから4本の固定ベルトになるので取付は若干面倒。
デイトナ ヘンリービギンズ ツーリングシートバッグM DH-718
タナックスと比べると一回り小さいが横幅が長い。リアシートが細い場合は積載が厳しそうな印象。
デザイン性は良い。定価もタナックスより安価だが実売価格はほぼ同じ。
ドッペルギャンガー ターポリンツーリングドラムバッグ DBT511-BK
ドラムバッグ型のシードバッグで特筆すべきは360度防水仕様。防水シートバッグは中々お目にかかれない貴重な商品。容量は若干少なめだけど2~3泊程度なら全く問題なし。
実売価格は8,000円程。
キャンプツーリングおすすめバッグ3選
タナックス キャンピングシートバッグ2 | デイトナ ツーリングシートバッグLL | イガヤ キャンプツーリングシートバッグ | |
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寸法 | 350(H)×620(W)×350(D)mm(最小時) 350(H)×820(W)×350(D)mm(最大時) | 300(H)×525(W)×320(D)mm(最小時) 300(H)×685(W)×320(D)mm(最大時) | 310(H)×600(W)×350(D)mm(最小時) 310(H)×730(W)×350(D)mm(最大時) |
容量 | 59~75 L | 53~70 L | 50~64 L |
最大収容量 | 14.0kg | 14.0kg | 14.0kg |
取付方法 | 固定ベルト | 固定ベルト | 固定ベルト |
防水性能 | レインカバー付属 | レインカバー付属 | レインカバー付属 |
定価 | 23,000円 | 22,000円 | 12,800円 |
Amazon楽天Yahoo | Amazon楽天Yahoo | Amazon楽天Yahoo |
キャンプ道具を積載したいなら各メーカーの大容量バッグを選択する。横幅が長いのでリアシートが細いバイクの場合,ずり落ちる危険性がある。
その場合は素直にリアキャリアやグラブバーを装着するしかない。
タナックス キャンピングシートバッグ2 MFK-102
最大75Lの大型バッグ。バッグの外にホルダーベルトやホールディングコードを搭載してテントマットなどを固定できる。
まさにキャンプバッグの決定版。
Dリングを至る所に搭載しており,バッグの上からツーリングネットを被せることも可能。
デイトナ ヘンリービギンズ ツーリングシートバッグLL DH-724
タナックスより5Lほど小さい。その分横幅も狭くなっているので細身のシートでも搭載できる。
Dリングの数やホールディングコードが無いので,積載性ではタナックスに劣る。
デザインを取るか,積載量を取るか…
イガヤ キャンプツーリングシートバッグ IGY-SBB-R-0040
タナックスとデイトナの中間的な商品。デザイン性も良いし,これもアリ。
まとめ
タナックスとデイトナが他より頭1つ抜き出ている印象。両者とも機能性に差は無いのでデザインの気に入った方を選んでOK。
初めに購入するなら日帰りツーリングや1泊2日ホテルツーリングに便利な最小バッグを選択する。そこから好みに合わせて容量別に揃えたいと思う。
最近のバイクブームも有ってか,便利でスタイリッシュなソフトバッグのラインナップが充実している。価格も比較的リーズナブルなので試しやすい。
私はタナックス ミニフィールドシートバッグの購入を検討中。ある程度使用したらレビュー記事を書く予定。