イトーキのサリダシリーズはコスパに優れたオフィスチェアで有名。今回はサリダYL9Gを購入して3か月使用したのでレビューしたい。
このモデルはゲーミングチェアとして売り出しているが私の場合オフィスチェアとして使用した際のレビューとなる。
サリダは用途・サイズに合わせてYL2~YL9までをラインナップしている。
1万円程度のチェアが欲しい人はそもそもサリダを選ばないだろうし,このレビューを読んでいると云うことは予算3~5万円程度だと思う。
その予算で買って満足できるチェアとなるとYL7,YL8,YL9のいずれかをお勧めする。
YL7 YL8 YL9の比較表
仕様 | YL7 | YL8 | YL9 | YL9G |
---|---|---|---|---|
価格(税込) | 34,900 | 34,900 | 39,900 | 42,900 |
ヘッドレスト | 高さ調整 | 高さ・角度調節 | 高さ・角度調節 | 高さ・角度調節 |
肘掛け | 上下昇降・角度調節 | 上下昇降 | 上下昇降 | 上下昇降・角度調節 |
座面の硬さ | 柔らかい | やや硬め | やや硬め | 柔らかい |
座面奥行き | 調節不可 | 可 | 可 | 可 |
ロッキング | 自動調整ロッキング | 自動調整ロッキング | 自動調整ロッキング | 自動調整ロッキング |
張地(背面) | メッシュ | メッシュ | エラストマー樹脂 | エラストマー樹脂 |
脚部 | ガラス繊維強化ナイロン | ガラス繊維強化ナイロン | アルミダイキャスト | ガラス繊維強化ナイロン |
ランバサポート | あり | あり | なし | なし |
ざっと見た所こんな感じ。やはりYL9Gが全部入りで文句なし。
YL7以降に搭載される機能

なぜYL7以降をお勧めするかというと,上位機種にしか搭載されていない機能が快適なオフィスチェアの絶対条件だから。
これ以下のチェアを買うならばどのメーカーの物を買っても同じ。ニトリやイケアで安価な物を買っても快適性は変わらない。
先に結論を書くが,肘掛けの調整機能が絶対条件だ。この機能が無い椅子は選ばない。
体重感応式シンクロロッキング
背もたれのリクライニング強度を使用者の体重に合わせて自動で調整してくれる。
YL6までのモデルは自分でつまみを回してロッキングの強さを調整する必要がある。
ハイバックチェア
肩まで背を預けられるハイバック仕様でヘッドレストも搭載されている。
ハイバックでないと寛げないので,高級チェアを名乗るなら必須装備となる。
YL9Gのヘッドレストは最も低くしても位置が高めなので背の低い人だと使い物にならないと思う。
肘掛けとヘッドレストが調整可能
ヘッドレストは兎も角,肘掛けを調整出来ないと後々後悔する。
デスクでタイピングをする時,最も疲れない姿勢が肘を90°に曲げてその先にキーボードが来る形が良いんだけど,肘掛けの高さや角度を調整出来ない場合はデスクの高さを変えるしかない。
そうなるとデスク選びも大変だし,設置後の微調整も大変。だからチェア側で合わせる方が無難。
絶対に肘掛けが調整出来るチェアを選んでほしい。
YL7以降でも高さ調整のみのモデルも在るので注意。
YL7とYL8の違い

この2つは背もたれが通気性の高い布メッシュになっており,形も同じなので見分けが難しい。
肘掛けの前後・角度調節
高さ調節はどちらも出来る。
角度調節についてはYL7は出来るがYL8は出来ない。これ重要で背もたれを使用しながらタイピングする人は肘掛けを内側へ向けた方が使いやすい。自分の姿勢をチェックしてほしい。
座面奥行き調節
YL7は出来ない。
3か月間YL9Gを使用しているが座面奥行きを変更したこと無いので不要機能だと思う。
【追記】9か月経ったが未だに奥行きを変えた事なし。個人的には不要。次回買い替え時の参考にしよう。
YL9Gは全機能搭載
サリダYL9Gは公式HPの商品説明にゲーミングチェアと書いているが,どこがゲーミングなのか分からない。あえて言うならカラーリングに赤を使っている点。
これは間違いなくオフィスチェアだ。ゲーミングチェアとして購入すると使用感に戸惑うかもしれない。
YL9の存在とは
YL9Gが登場した以上,YL9の存在価値が無くなってしまった。
なぜならYL9は肘掛けの前後左右調整と角度調整が出来ない上,座面クッションが1cmも薄いのだから。しかも脚部がアルミで冬は冷たい。デメリットだらけ。
敢えてYL9を買おうとする人はいるのだろうか。
頑張ってYL9の勝っている点を挙げるなら,パーツに赤が使われてないのでインテリアとマッチする所。あと脚部がキラキラで多少高級感がある。
組み立ては簡単

Made in台湾。箱が超汚い。グリスもバッチリはみ出している。
説明書の通りに組み立てればOK。ただし20kg近いので重たい。女性1人だと組み立てで苦労するかも。
梱包材の段ボールを養生シート替わりに下に敷いておけばフローリングを傷つけない。
YL9G使用レビュー
YL9Gをオフィスチェアとして3か月使用したレビューを書いていく。ゲーミングチェアとして使用して無いのでその点はご了承の上読み進めてほしい。
概ね満足しているが,やはりうーんと思う所もある。
細かい調整でベストポジション
高機能デスクチェアだから当然だが,各部の微調整が効くので個々人の体格に合ったベストポジションが取れる。
しかも調整はワンタッチで出来るので何時でも変更可能だ。
カーペットの上に置いているが大型キャスターの動きもスムースだ。
デスク下へ収まる
普段使用するときは肘掛けをデスクと同じ高さにして使うが,掃除や別の作業時には高さを下げることでデスク下へ収納することが出来る。
これがなかなか便利。肘掛け高さ調整可能なチェアの利点。
背もたれが硬い

エラストマー樹脂という高弾性樹脂を背面に使用しているので硬い。
固めが好きなら問題ないが,今まで布メッシュを使用していたら違和感があるかも。
ランバーサポートの代わりにメッシュの粗さを変えることで背面の弾性力を調整している。
腰部分はメッシュを細かくしてカッチリ腰を支える仕様だ。
素材に厚みが有るのでメッシュの間に埃が溜まる。頑丈にする為には仕方がないんだけとやっぱり掃除が面倒。
小柄な人には向かない
このチェアは結構デカい。私はヘッドレストを最下段,肘掛けも最内側にセットして使用している。それでも横幅が余るので腕を開き気味にして肘掛けを使用している。
180cmの私が座ってもデカいと感じるので小柄な人が座ると肘掛けもヘッドレストも使えないだろう。
160cm前半より低い人は別の椅子をお勧めする。マジで。
ロッキングが強い

ロッキングの自動調整はいい事ばかりではない。もたれ掛かるだけでリクライニングして欲しいのだが,意外と硬くて力をかけないとリクライニングしない。
リクライニング角度は約130°程度でフラットとは程遠い。なおリクライニング角度はロックすることが出来る。
まとめ
コスパに優れたデスクチェアをお探しの人はイトーキYL9Gを探し当てている事だろう。ただし値段相応で高級感は無く,背面が硬い,リクライニングが強いなど不満点もチラホラと出てくる。
ただし4万円台で購入出来る事を考えると全く気にならん。これ以上を求めるなら10万円以上の出費になる。
体格や必要な機能に問題なければ,この価格帯の決定版だと言えるだろう。よくセール対象になっているので購入する際は複数店舗を確認した方が良い。